仮想化ソフト利用時の画面の重なりとUSBサブモニタの利用

仮想化ソフトを利用してPC上でT-Kernel用のアプリケーションを開発する場合、T-Kernel 2/x86の実機(ターゲットマシン)側の画面に対応する仮想化ソフトのウィンドウと、開発環境であるEclipseのウィンドウがいずれも同じPCの画面上に表示されます。両者のウィンドウが同じPC画面上で重なって表示されるため、開発時の操作性が悪くなる場合があります。

ウィンドウが重なる

実機(ターゲットマシン)側の画面に対応する仮想化ソフトのウィンドウ(左上)と、開発環境であるEclipseのウィンドウ(右下)が重なった状態。操作性を考慮したウィンドウサイズにすると、どうしてもウィンドウが重なってしまいます。

ウィンドウが狭い

ウィンドウの重なりを避けるには、Eclipseのウィンドウを小さくする必要があり、作業性が悪くなります。

このような場合にUSBサブモニタを使うと、

  • 開発環境であるEclipseの画面が広く使える
  • ターゲット側であるT-Kernel 2/x86の画面が物理的に分離され、より実機に近いイメージになる

といった利点があります。