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プレス発表
レポート:「応用事例: タッチパネルによるUSB小物の制御」
- Teatouchは、Teaboard2/ARM920-MX1とTeaboard用LCDボードがセットになった製品です。Teaboard2/ARM920-MX1で作成したソフトウェアは、そのまま動作します。
「Teatouch」の特長
- T-Kernelの動く、安価なLCD付き組込みボードです。タッチパネル機能を持った組込み制御用ボードコンピュータとして、機器に組み込んで利用することができます。製品への組込みや教育機関などでの大量導入には、さらに低価格でご提供します。
- LANやUSB(function)、SDカード、シリアルポート、GPIOなど、多彩な入出力機能が利用可能です。PMC T-KernelやPMC T-Kernel Extensionはもちろん、TCP/IPなどのミドルウェアやデバイスドライバ類も付属します。
- Eclipse版のGUI統合開発環境「Eclipse for PMC T-Kernel」、およびGNUベースのコンパイラ等の開発環境、T-Kernel用のライブラリ等が付属します。本製品とWindowsパソコンがあれば、すぐにプログラムの開発やデバッグが可能です。
- オプション品としてGUIミドルウェア集「PMC T-Shell/Teaboard」をご提供しています。豊富なGUIパーツ群やビジュアル言語「マイクロスクリプト」を使って、リッチなGUIが容易に構築できます。
- 英語版のソフトウェアとドキュメントも付属しています。
- 環境に配慮したRoHS指令に対応しています。
- RoHS指令は、EU(欧州連合)の定めた電子機器向けの有害物質規制であり、鉛や水銀など特定有害6物質の使用制限を定めています。
「Teatouch」の適用例
- 工場での機器制御や情報表示端末
- 住宅やビルの設備機器
- 店舗や生産現場でのPOP端末
- 券売機や電子マネー決済の操作端末
- リアルタイムOS、ハードウェア制御、GUIなどの組込みプログラミングの実習用教材
Teatouchの適用
Teatouchの応用イメージ
ハードウェア仕様
CPUボード
CPU | Freescale MC9328MX1 ( i.MX1, ARM920Tコア, 最大 200MHz ) |
---|---|
フラッシュROM | 2 Mバイト |
SDRAM | 16 Mバイト |
入出力 I/F | USB(Function)、シリアル×2、10/100Base-T、 SDカード(一部に使用できないカードがあります)、 D/AおよびA/Dコンバータ、GPIO(DIO)、PWM、 プッシュスイッチ、トグルスイッチ、ディップスイッチ、 LED 8bit、7セグメントLED 2桁など |
電源 | USBバスパワー, または AC アダプタ (ACアダプタは標準では 付属しません。別売りオプションでのご提供となります) |
寸法 | 120 mm × 75 mm (突起物を除く) |
RoHS指令 | 対応 |
- CPUボードはTeaboard2/ARM920-MX1です。
LCDボード
LCD | 3.5インチ TFTカラー、バックライト付き、320×240ドット、 16.7万色(256色を選択) |
---|---|
タッチパネル | 抵抗皮膜式 |
入出力I/F | ボタンスイッチ 3個 |
電源 | CPUボードから供給 |
寸法 | 145mm×92mm (突起物を除く) |
RoHS指令 | 対応 |
Teatouchの外観
製品仕様
添付されるソフトウェア
- ターゲット (Teatouch) 用
-
- PMC T-Monitor
- PMC T-Kernel( MMU対応版 )
- PMC T-Kernel Extension ( 開発用基本ミドルウェア )
ファイル管理、プロセス管理など。 - TCP/IP
- デバイスドライバ
LCD、タッチパネル、SDカード、RS-232C、LANなど - そのほか:
CLI( コマンドラインインタプリタファイル/操作、バッチ処理など)、 SDカードの区画作成/フォーマットなど
- 上記のソフトウェアは、「Teatouch」の上でのみ実行することができます。上記のソフトウェア(T-Kernelを除く)を他のハードウェア上で実行する場合(最終製品に組み込んで利用する場合を含む)には、パーソナルメディアとの間で、別途ライセンス契約を結んでいただく必要があります。詳細に関しては、お気軽にお問い合わせください。
- ホスト ( Windows ) 用
-
- Eclipse for PMC T-Kernel
Windows 上の Eclipse で動作するGUI統合開発環境
・GNU C/C++コンパイラ(T-Kernel対応済み)
・GDB(ソースレベルデバッガ)
・ANSI Cライブラリ、T-Kernel関連ライブラリ、サンプルソースなど
- Teatouchと開発用パソコンを接続するためには、 USBケーブル(製品付属)またはシリアルケーブル(別途ご用意ください、当社からも販売しております)を利用します。
- Eclipse for PMC T-Kernel
添付されるドキュメント
以下のドキュメントがPDFファイルで添付されます。
- Teatouchの取扱説明書
- 開発環境のインストール方法および説明書
-
- Eclipse インストール方法説明書
- Eclipse 用 T-Kernel 開発環境インストール方法説明書
- GNU開発環境(Eclipse版)説明書など
- ターゲット側ソフトウェアの説明書と仕様書
-
- PMC T-Kernel Extension説明書
- デバイスドライバ説明書
- TCP/IPマネージャ説明書
- T-Kernel仕様書
- 実装仕様書など
- ハードウェア仕様書とCPUマニュアル
-
- Teaboard2/ARM920-MX1 ハードウェア仕様書
- Teaboard用LCDボード ハードウェア仕様書
- MC9328MX1リファレンスマニュアル(英文)など
添付される実習用テキスト
- 実習用教材
- 「はじめてみようTeaboard(Eclipse 環境編)」
- 実習用プログラム(ソースプログラム付)
-
- ルーレット
- LED制御ドライバ
- ブザー制御ドライバ
- タイマー
- 簡易ウェブサーバ
主な梱包内容
- ハードウェア
- Freescale MC9328MX1 ( ARM920T コア ) を搭載した CPU ボード
タッチパネル付きLCDボード - CD-ROM
- PMC T-Kernel などのソフトウェアおよび各種ドキュメント入り
- USBケーブル
- 電源供給および開発用パソコンとのコンソール接続に使用
- その他
- 梱包リスト、ソフトウェア使用条件など
開発用ホストパソコンの必要機能
開発用ホストとTeatouchとの接続には、USBまたはシリアルが利用できます。
- USBで接続する場合
- 開発用ホストパソコン: Windows (Eclipse for PMC T-Kernel利用)
- 開発用ホストパソコンにUSB端子が必要です。
- シリアルで接続する場合
- 開発用ホストパソコン: Windows (Eclipse for PMC T-Kernel利用)
- シリアルケーブルは付属しませんので別途ご用意ください。 コネクタは DSUB 9ピンの標準的なものです。
- 開発用ホストパソコンにシリアル端子が必要です。
- この場合でも、Teatouchへの電源供給のため、 開発用ホストパソコン等のUSB端子への接続が必要です。
- PC/AT互換機で動作する一部の Linux上でも動作します。Ubuntu 8.04 での動作を確認しています。
オプション品
- T-Engine応用製品用シリアルケーブル
- 標準価格 1,050円 (本体価格 1,000円)
Teatouchと開発用パソコンを接続するケーブルです。コネクタは DSUB 9ピン(9pinメス-9pinメス インタリンク用クロス結線)です。 - ACアダプタ
- 標準価格 3,150円 (本体価格 3,000円)
Teatouchに電源を供給するACアダプタです。 - PMC T-Shell/Teaboard
- 標準価格 52,500円 (本体価格 50,000円)
Teatouch上で動作するGUIミドルウェア集。 ディスプレイプリミティブ、GUIマネージャ、フォントマネージャ、TrueTypeフォント、ビジュアル言語「マイクロスクリプト」などを含みます。 - T-Kernel用タスクトレーサ
- 標準価格 21,000円 (本体価格 20,000円)
組込みシステムのプログラムを動作させたままで、実行タスクの遷移やシステムコール発行のログを記録し、その様子をグラフィカルに表示する動作解析ツールです。 - I-right/TK
- 標準価格 21,000円 (本体価格 20,000円)
ITRON用の豊富なプログラム資産と、T-Kernel用のデバイスドライバやミドルウェアとの連携動作を可能にする製品です。 - PMC機器制御サーバ/ARM920-MX1
- 標準価格 105,000円 (本体価格 100,000円)
T-Kernel搭載ボードをAjaxで制御する機器制御サーバです。Teatouchで動作する機器制御サーバ本体、GUI制御用端末となるパソコン上で動作するJavaScript用の機器制御ライブラリ、サンプルプログラム、開発用ドキュメントが付属しています。10台までの制御用ボード上で実行可能なバイナリライセンスを含みます。