T-Kernel 2/x86の動作確認報告:INNOTECH MX-4020
2013年7月5日(金)
パーソナルメディア株式会社 応用開発担当
パーソナルメディアの「T-Kernel 2/x86評価キット」は、x86プラットフォーム用のリアルタイムOS「PMC T-Kernel 2/x86」をベースとした組込みシステム開発のための評価パッケージです。
「T-Kernel 2/x86評価キット」は多くのPC/AT互換ボードでそのまま動作しますが、その一例として、イノテック株式会社様のCPUボードであるMX-4020で動作確認を行いました。以下はその動作確認レポートです。
動作確認したCPUボード
製品特長
インテル Atomプロセッサー Z530P/Z510P搭載の小型ファンレスCPUボード
本体仕様(動作確認時)
CPU : Intel Atomプロセッサ Z510P(1.1GHz)
Chipset : Intel US15WP
メモリ : 1GB
サイズ : 125(W)x140(D)mm (突起物含まず)
デバイス : USB、RS-232C、GPIO 16点、LVDS/SDVO、Dual 10/100 Ethernet、PCI Expresなど
インストール
最新版 Rel 2.01 の CD を使用して、IDE接続の CF にインストールができました。
- MX-4020 の電源を投入し、CapsLock キーを押します。
- CapsLockランプを点灯させた状態で、CD から起動します。
- T-Kernel 2/x86 の起動画面に、「起動選択」メニューが表示されます。
- 「1. 基本動作」を選択(1キーを押します)し、T-Kernel 2/x86 を起動します。
- CFカードに T-Kernel 2/x86 をインストールします。
- インストール終了後に一度電源を落とします。その後起動を行うと以下の T-Shell 画面が表示されます。
T-Kernel 2/x86の動作確認結果
T-Kernel 2/x86の基本的な動作には問題ありませんでした。
以下は主なデバイスの対応状況です。
- 画面表示
- 次の組み合わせでの表示が可能です。
- 640×480ドット 16色~1677万色
- 800×600ドット 256色~1677万色
- 1024×768ドット 256色~1677万色
- 1280×1024ドット 256色~1677万色
- 1600×1200ドット 65536色~1677万色
- 1920×1440ドット 256色~65536万色
- LAN
- 10/100BASE-TX(Realtek RTL8103E) 2ポートが使用可能です。
なお標準では2ポートを同時に使用することはできませんが、オプション(有料)で可能になります。- USB
- USB2.0/1.1 8ポートが搭載されています。そのうち、Type-Aコネクタが用意されている2ポートについて動作を確認し、使用可能でした。
- CF
- IDE接続のCFスロット 2個が使用可能です。起動デバイスとしても使用できます。
- SATA
- SATA 1ポートが搭載されており、ボード上のスイッチの設定で、IDE接続CFのどちらか1枚との排他利用が可能です。スイッチの設定を行うことで、SATA-SSDが使用できました。
- シリアル
- 標準ではシリアルが使えませんでした。シリアルドライバのカスタマイズが必要です。
- SD, GPI0
- 「T-Kernel 2/x86評価キット」は標準でこれらのデバイスをサポートしていません。使用するためには、対応するドライバの追加が必要です。
- MX-4020向けのデバイスドライバのカスタマイズや新規開発については当社 営業部にご相談ください。