T2EX用タスクトレーサタイトル

T-Engineリファレンスボード(U00B0021-02-CPU)用
標準価格(税別) 30,000円 (税込 33,000円)  ウェブショップで購入する

PDFカタログPDFファイル プレス発表

【取扱説明書】
【レポート】
  • 開発ターゲットとなる実機1台上で実行可能なバイナリライセンスを含みます。2台以上の実機でご利用いただく場合は、必要台数分の「T2EX用タスクトレーサ」をお求めください。
  • 製品向けにご採用の場合は、ボリュームディスカウントや無制限コピー可能なライセンス販売をいたします。当社営業部までお問い合わせください。
  • 当社以外のベンダー様やお客様ご自身により開発されたT-Kernelの応用システム上で動作するカスタマイズ版の受注も承ります。

「T2EX用タスクトレーサ」は、「T-Kernel用タスクトレーサ」を大幅に機能拡張し、T-Kernel 2.0の最新ミドルウェア「T2EX」にも対応させたものです。本製品の利用により、T2EXを用いた組込みシステムのプログラムを動作させたままで、実行タスクの遷移やシステムコール発行のログを記録し、その様子をグラフでビジュアルに表示できます。

「T2EX用タスクトレーサ」の特長

実行タスクの遷移やシステムコール発行のログをグラフィカルに表示
T-Kernel 2.0上で動作している複数のタスクの切り替わり(ディスパッチ)の様子がグラフで表示され、組込みシステム内部のソフトウェアの動作をビジュアルに把握できます。また、各タスクの発行したT-Kernel 2.0やT2EXのシステムコールの発行時刻、引数、戻値などのログを記録し、これらの情報を合わせて表示することも可能です。組込みシステムの動作解析、デバッグ、チューニングなどを行う際には、タスクトレーサで提供するこれらの情報が役立ちます。
トレース対象プログラムの修正が不要
トレース対象となるタスクのプログラムの修正や再コンパイル、ソースコード等は必要ありません。また、システム起動時から動作しているタスクやデバイスドライバ、ミドルウェア等を後からトレース対象とすることも可能です。このため、最終製品とほぼ同じ状態の下で組込みシステムの実行トレースを行うことができます。
広範囲のプログラムに対応
アプリケーションのタスクのみならず、ミドルウェアやデバイスドライバを構成するタスクの実行トレースも可能です。また、タスクに加えて割込みハンドラのトレースも可能です。
用途に適した複数の表示モードを提供
実際の時間経過をグラフ横軸の単位とする絶対時間表示モードのほか、実行タスクの遷移やシステムコール発行の回数を横軸の単位とするイベント表示モードがあり、グラフの拡大や縮小表示も可能です。また、ログに対してユーザ側で定型的な処理を行う場合に便利な表形式の表示モードもご提供します。
収集するログの選択と豊富な検索機能
実行トレースのログは膨大な量になることが多いため、動作解析したい部分をログの中から素早く見つけ出すには、検索機能が必須です。タスクトレーサでは、特定タスクのディスパッチや特定システムコールの発行などを検索条件とした、ログ内の柔軟な検索が可能です。
お客様の開発したT-Kernel応用システムに移植してご提供
タスクトレーサでは、T-Kernelに標準的に含まれているデバッガサポート機能(T-Kernel/DS)を利用して実行トレースのログを収集します。このため、T-Kernelの応用システムであれば、お客様自身や別のメーカー様により開発されたものも含めて、幅広くタスクトレーサの機能を使うことができます(*1)。タスクトレーサと表示用PCとの通信にはT2EXのネットワーク通信機能を利用していますが、お客様の機器でサポートしている別の通信手段に変更したカスタマイズ版のご提供も可能です。
(*1)
タスクトレーサのカスタマイズあるいは移植作業が必要です。詳細はお問い合わせください。

「T2EX用タスクトレーサ」の実行例

タスクトレーサの実行例

タスクトレーサの実行例

「T2EX用タスクトレーサ」の製品仕様

トレース対象(実機)の実行環境T-Kernel 2.0+T2EX
表示用PCJava実行環境とウェブブラウザが動作すること(OS非依存)
実機と表示用PCとの通信方法TCP/IP(実機のT2EXのネットワーク通信機能を利用)
トレース対象タスク、割込みハンドラ
複数のプログラムにまたがるトレースも可
収集ログ項目実行タスクおよび割込みハンドラの遷移(時刻)
システムコールおよび拡張SVCの発行(時刻、引数、戻値)
収集ログの対象となるAPIT-Kernel/OS、T-Kernel/SMのシステムコールおよび拡張SVC(tk_XXX_YYY)
T2EXのファイル管理機能の拡張SVC(fs_XXXX)
T2EXのネットワーク通信機能の拡張SVC(so_YYYY)
  • T-Kernel 2.0の追加機能、64ビット引数のAPIを含む。
  • ライブラリやマクロで実現されるAPIは含まない。
収集ログ選択実行遷移のみ、システムコール発行(引数含む/含まず)を選択可
ログの表示方法遷移グラフ形式および表形式
グラフのスケール選択(時間軸/イベント軸)、拡大・縮小、ラベル表示
ログの検索機能タスク、割込み、システムコール指定による条件検索
その他の機能収集ログのファイル保存、タスク毎のCPU負荷測定、タスクのサスペンドなど

お問い合わせ

本製品へのご質問は、当社営業部までお問い合わせください。

パーソナルメディア株式会社 営業部
TEL.03-5749-4933 FAX.03-5749-4936
E-mail: te-sales@personal-media.co.jp
http://www.t-engine4u.com/