スマートGUIサーバ

プレス発表


「スマートGUIサーバ」は、スマートフォンのブラウザ画面を使って組込み機器の操作ができるソフトウェアです。


「スマートGUIサーバ」の特長

「スマートGUIサーバ」の特長


  • スマートフォンの画面を使って、GUIによる組込み機器の操作ができます。組込み機器側では画面やGUIの処理が不要となり、機器のコンパクト化、低コスト化、開発期間の短縮が可能となります。
  • 汎用性の高いHTML5の技術を利用しています。Android、iOS、Windowsなど多くのプラットフォームでHTML5対応のブラウザが動作しており、スマートフォン、タブレット端末、PCなど多くの端末上で組込み機器のGUI画面を表示できます。互換性や拡張性が高く、GUIを実現するソフトウェア資産(GUI記述用Webアプリ)の蓄積や再利用が容易です。
  • 各種の入出力デバイスを制御するためのJavaScriptの機器制御ライブラリが提供されており、これを呼び出すだけで、センサー情報の取得や機器の制御が可能です。また、GUI記述用Webアプリのサンプルプログラムが付属しており、お客様の組込み機器に合わせた修正を行うだけで、実際の操作画面として利用できます。このため、お客様ご自身で独自にGUIの処理プログラムを開発する場合と比較して、開発工数を大幅に削減できます。
  • T-Kernel、Linuxを含む複数のOSやハードウェア環境で、共通のGUI記述用Webアプリが動作します。お客様の組込み機器に移植してご提供するカスタム版のほか、すぐにお試しいただける評価用として、「T2&μT2リファレンスキット」「μTeaboard 2.0」で動作するT-Kernel版や、Intel Edison、Intel Galileo 2で動作するLinux版もご提供します(*1)。たとえば、開発のしやすいLinux版で試作した後に、コンパクトでハードウェアコストを削減できるT-Kernel版で量産するような場合にも、スムーズな移行が可能です。
  • 機器/サーバ統合型と機器/サーバ独立型の2通りのシステム構成が可能であり、組込み機器の構成や運用環境に応じて適切な方を選択できます。機器/サーバ独立型は組込み機器側がサーバー機能を含まないため、組込み機器の軽量化が可能です。一方、機器/サーバ統合型は独立したサーバーを設置する必要がないため、システム構成や運用がシンプルになります。HTML5によるGUI記述用Webアプリは両者とも共通に使用できますので、柔軟な運用が可能です。
  • 組込み機器の操作をネットワーク経由で行いますので、機器の遠隔操作も容易に実現できます。
  • SSLによる通信の暗号化機能、サーバーや組込み機器の認証機能など、ネットワークの利用に対するセキュリティにも配慮しています。
(*1)
 「T2&μT2リファレンスキット」で動作するT-Kernel版は2016年2月1日から、「μTeaboard 2.0」で動作するT-Kernel版は2016年3月1日から、それぞれ出荷を開始します。Linux版のご提供時期については、お問い合わせください。

「スマートGUIサーバ」のシステム構成図

機器/サーバ独立型の場合

機器/サーバ統合型の場合


お問い合わせ

本製品はすぐにお試しいただける評価用の製品のほか、お客様の組込み機器に移植してご提供するカスタム版を予定しています。本製品の詳細についてはパーソナルメディアまでお気軽にお問い合わせください。

  • スマートGUIサーバ/リファレンスキット(T2&μT2リファレンスキット用)
  • スマートGUIサーバ/μTeaboard(μTeaboard 2.0用)
  • 組込み向けカスタム版: お客様の組込み機器に移植してご提供
パーソナルメディア株式会社 営業部
TEL.03-5749-4933 FAX.03-5749-4936
E-mail: te-sales@personal-media.co.jp
http://www.t-engine4u.com/