
タッチパネルLCD無し 標準価格(税別) 65,000円(税込 71,500円)

「Teacontroller(ティーコントローラ)」は、産業機器のコントローラとして最適な、多様なインタフェースを持つリアルタイムコントローラです。小型のタッチパネル (「タッチパネルLCD付き」では標準装備)により、ユーザーインタフェース付きのシステムにも適します。
本製品には、ARM11コアを搭載した産業用ボードやリアルタイム制御用OSであるT-Kernel 2.0のソフトウェア開発キットのほか、入出力ドライバ、サンプルアプリケーションなどが含まれています。本製品の利用により、産業機器のコントローラの開発が容易になります。
- 製品付属のハードウェアおよびソフトウェア(T-Kernel 2.0および開発環境など)は、HLS(High Speed Link System)に関連した部分を除き、「μT-Kernel 3.0リファレンスキット」と共通のものです。
- 一部のインタフェースでは、対応するソフトウェアやドライバは別途必要となる場合があります。詳細については当社営業部までお問い合わせください。
Teacontrollerの特長
- RS232C/TTLレベルが切り換え可能なシリアルインタフェース
- UARTを2ch搭載。それぞれ、RS232CレベルまたはTTLレベルに切り換え可能です。
- 多点のデジタル、アナログ入出力ユニットなどを接続可能なHLSリモートI/O
- 半導体製造装置やFA等で利用されている2線式のHLSフィールドネットワークのホスト機能を搭載しています。HLS対応のデジタルI/O、D/A、A/D、モーター制御用の端末などをカスケードに接続して大規模な制御が可能です。
- 絶縁型入出力インタフェース
- フォトカプラーによる絶縁型の4入力、4出力のDIOを搭載。市販の汎用コネクタによる結線が可能です。はんだ付けによる結線に比べて安定性や保守性が高く、改造の手間がかかりません。
- 多様なブートデバイス
- 内蔵のFlash ROMおよびeMMC、外付けメディアのmicroSDカードなど、いろいろなデバイスからブートできます。
- Wake on LAN (*1)
- シャットダウンしたシステムをLANから起動できます。多数のコントローラに対して、電源投入を一斉に行うことができます。
- タッチパネルによるユーザーインタフェース
- 感圧式タッチパネル付きLCD(オプション)により、ユーザーインタフェースの必要な用途にも対応できます。
- サウンド機能 (*1)
- スピーカ用のアンプを内蔵しており、スピーカやマイクの接続が可能です。
- バッテリバックアップのRTC搭載 (*2)
- RTCはコイン電池でバックアップ可能です。停電に伴う時計の狂いを避けることができます。
- 産業用途を考慮した安全設計
- 電源などのコネクタにはロック付きのものを採用しておりますので、民生品で一般的なDCジャックのように振動で外れたりする心配がありません。(開発時に便利なDCジャックも備えています)
- T-Kernel 2.0のソフトウェア開発キット
- リアルタイム制御用OS「T-Kernel 2.0」のソフトウェアを開発するためのキットや、多様なインタフェースを利用するための入出力ドライバ、サンプルアプリケーションなどが付属します。
- GUIミドルウェア
- GUI構築用ミドルウェア「PMC T-Shell」、ビジュアル言語「マイクロスクリプト」などが付属しており、GUIアプリケーションを容易に開発できます。また、オプションで「Qt(キュート)」のGUIライブラリもご利用いただけます。「Qt」のご提供の詳細については、お問い合わせください。
- (*1)
- デバイスドライバが別途必要です。
- (*2)
- コイン電池は付属しませんので別途ご用意ください。
Teacontrollerの写真
Teacontroller内蔵のHLSマスタとスレーブ用ユニットをケーブルで接続
製品仕様
製品内容
- 【ハードウェア】
-
CPUボード + LCDボード + DSUB-9P変換ケーブル(*2) + 金属製フレーム + ACアダプタ - ※
- 上記はタッチパネルLCD付きの場合です。タッチパネルLCD無しの場合は、LCDボードと金属製フレームが付属しません。
- 【ソフトウェア】
-
ターゲット用 T-Monitor PMC T-Monitor T-Kernel PMC T-Kernel 2.0 T-Kernel Extension PMC T-Kernel Extension (プロセス管理、ファイル管理など) デバイスドライバ microSD、LAN、USB 2.0(ホスト用)、シリアル、RTC、 KB/PD、スクリーン(LCD)、タッチパネル、 USB-HIDクラス、USB-マスストレージクラスなど ミドルウェアなど PMC T-Shell (GUIミドルウェア)、マイクロスクリプト (ビジュアル言語)、CLIなどの開発ツール、ユーティリティなど HLS関連 HLSドライバ、サンプルプログラム 開発ホスト(Windows)用(*3) SDK Eclipse for PMC T-Kernel
・GNU C/C++コンパイラ(T-Kernel対応済み)
・GDB(ソースレベルデバッガ)
・ANSI Cライブラリ、T-Kernel関連ライブラリ、サンプルソースなど- (*3)
- DSUB-9Pコネクタへの変換ケーブル(シリアル用)が1本のみ付属します。
- (*4)
- 開発ホスト(Windows)の環境は、Windows 10/8.1/8/7(32ビット版/64ビット版)などで動作を確認しています。なお、GUIを使わないGNU開発環境は Linux 上でも動作します。Ubuntu 12.04 LTSで動作を確認しています。
ハードウェア仕様
- 【CPUボード】
-
CPU ルネサス エレクトロニクス EMMA Mobile1-D (ARM11コア, 500MHz) Flash ROM 32MB (NOR Flash) RAM 64MB (CPU内蔵) eMMC 4GB, 二次記憶として利用可能 JTAG-ICE I/F 京都マイクロコンピュータ PARTNER-Jet用 電源 DC +5V、ACアダプタから供給 寸法 CPUボード: 137mm×75mm (突起物を除く)
金属製フレーム: 161mm×87mm (突起物を除く)RoHS指令 対応 入出力I/F microSDスロット 1スロット LAN 10/100BASE-T、RJ-45コネクタ USB-OTG(*4)(*5) USB 2.0対応、mini-ABコネクタ USB-UART(*6) mini-Bコネクタ シリアル(*2)(*7)×2 RS-232またはCMOSレベルを切替 絶縁入出力(*7)×4ビット フォト・カプラにより絶縁したGPIO Sound(*4)(*7) マイク入力、スピーカ出力 HLS(*7) ハイスピード・リンク・システム その他 チップLED×4、プッシュSW×4、照度センサー、温度センサー、カメラモジュール(オプション) - (*5)
- ドライバなどのソフトウェアは付属しません。
- (*6)
- マウス、キーボード、USBマスストレージなどのUSB機器の接続には、USB mini-AコネクタまたはUSB mini-Bコネクタを持ったUSBホストケーブルが必要です。なお、付属のデバイスドライバではUSB-Hostの機能が利用可能で、USB-Functionとしての機能はサポートしておりません。
- (*7)
- デバッグ用コンソールとして、開発用PCのUSBに接続して利用可能です。USB mini-Bコネクタを持ったUSBケーブルをご用意ください。
- (*8)
- コネクタは、CPUボード上のボックス型基板コネクタを使用します。
- 【LCDボード】
-
LCD 4インチ、TFTカラー、800×480ドット タッチパネル 抵抗膜式
開発用ホストパソコンの必要機能
開発用ホストとハードウェアとの接続には、シリアルまたはUSBが利用できます。
- シリアルで接続する場合
-
- シリアルケーブルは付属しませんので別途ご用意ください。 コネクタは DSUB 9ピンの標準的なものです。
- 開発用ホストパソコンにシリアル端子が必要です。
- USBで接続する場合
-
- USBケーブルは付属しませんので別途ご用意ください。 コネクタは USB mini-Bの標準的なものです。
- 開発用ホストパソコンにUSB端子が必要です。
- PC/AT互換機で動作する一部の Linux上でも動作します。Ubuntu 12.04 LTSでの動作を確認しています。
オプション品
- T-Kernel応用製品用シリアルケーブル
- 標準価格(税別) 1,000円 (税込 1,100円)
Teacontrollerのハードウェアと開発用パソコンを接続するケーブルです。コネクタは DSUB 9ピン(9pinメス-9pinメス インタリンク用クロス結線)です。 - T-Kernel用タスクトレーサ
- 標準価格(税別) 20,000円 (税込 22,000円)
組込みシステムのプログラムを動作させたままで、実行タスクの遷移やシステムコール発行のログを記録し、その様子をグラフィカルに表示する動作解析ツールです。 - I-right/TK
- 標準価格(税別) 20,000円 (税込 22,000円)
ITRON用の豊富なプログラム資産と、T-Kernel用のデバイスドライバやミドルウェアとの連携動作を可能にする製品です。 - PMC機器制御サーバ
- 標準価格(税別) 100,000円 (税込 110,000円)
T-Kernel搭載ボードをAjaxで制御する機器制御サーバです。HLS(ハイスピード・リンク・システム)やフォトカプラ(絶縁入出力)で接続した機器にも対応します。
「Teacontroller」で動作する機器制御サーバ本体、GUI制御用端末となるパソコン上で動作するJavaScript用の機器制御ライブラリ、サンプルプログラム、開発用ドキュメントが付属しています。10台までの制御用ボード上で実行可能なバイナリライセンスを含みます。 - Qt(キュート) GUIライブラリ
- オープンソースでマルチプラットフォームのアプリケーションフレームワーク「Qt」は、直感的で分かりやすく、開発が容易で洗練されたGUI機能を中心に、マルチメディア、データベース、3Dを含むグラフィックとの連携機能など、高度な機能を提供します。「Qt GUIライブラリ」のご提供の詳細については、お問い合わせください。
ご購入方法
本製品は、当社ウェブショップよりお求めになれます。本製品に関してご不明な点がありましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
パーソナルメディア株式会社 営業部TEL.03-5749-4933 FAX.03-5749-4936
E-mail: te-sales@personal-media.co.jp
http://www.t-engine4u.com/
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