PMC T-Kernel 2/x86関連製品
パーソナルメディアでは、進化するTRONの次世代バージョンT-Kernel 2.0をx86アーキテクチャにいち早く移植した、x86プラットフォーム用のリアルタイムOS「PMC T-Kernel 2/x86」の開発に世界で初めて成功しました。
x86系のCPUは、パソコンやサーバーなどの用途に加えて、FA向けの制御装置や監視装置、業務用の各種IT機器など、ハイエンドな組込み機器への採用も増えています。
x86プラットフォームで製品開発を行うお客様向けに、汎用の市販組込みボードや産業用パソコンなどを使って手軽にT-Kernelの評価を30日間無償でできる「T-Kernel 2/x86無償評価版」をご提供しています。
一方、近年増えてきた高性能マルチコアプロセッサのCPU資源を無駄なく活用しながら、複数のOSを1台のPC上で並列稼動する技術としてハイパーバイザーが注目されています。ハイパーバイザーの利用により、複数のPCで行っていた作業を1台の産業用PCに集約することができ、CPU性能のフル活用、ハードウェアコストの削減、スペースや重量削減、システムの信頼性向上など、数々のメリット生じます。パーソナルメディアは、Real-Time Systems(RTS)社が開発、販売するハイパーバイザー(*1)「Real-Time Hypervisor(RTH)」に「PMC T-Kernel 2/x86」を対応しました。
またオープンソースの画像処理ミドルウェアである「OpenCV (Open Source Computer Vision Library)」を移植した「OpenCV for PMC T-Kernel」や、オープンソースの組み込み機器向けファームウェアである「.NET Micro Framework」を移植した「.NET Micro Framework for PMC T-Kernel」など組込み機器の開発に有用なミドルウェアが利用可能です。
T-Kernel は、こういった機器の制御用に最適なリアルタイムOSであり、「PMC T-Kernel 2/x86」をベースとした製品によって、x86を使った組込み機器の開発期間や開発コストを大幅に削減できます。
PMC T-Kernel 2/x86を用いたシステム構成図
CPUメーカー | アーキテクチャ | CPU名称 |
---|---|---|
Intel, AMD, VIAなど |
x86(互換も含む) | Intel Atom, Core, Pentium, Celeron, AMD Athlon, Geode, VIA Edenなど |
Real-Time Systems社 Real-Time Hypervisor(RTH) |
発売中の製品
マークが付いた製品は、最新バージョンT-Kernel 2.0に対応しています。
T-Kernel 2/x86評価キット
標準価格(税別) 90,000円 (税込 99,000円) 
- x86用のリアルタイムOS評価パッケージ
- T-Kernel 2.0対応、OS・ドライバ・ミドルウェア・開発環境付き
T-Kernel 2/x86無償評価版
PMC T-Kernel 2/x86を無償で評価可能、当社営業部までお申し込みください。
- 「T-Kernel 2/x86評価キット」と同等の内容を30日間無償で試用可能
- T-Kernel 2.0対応、OS・ドライバ・ミドルウェア・開発環境付き
T-Kernel 2/RTH評価キット
標準価格(税別) 90,000円 (税込 99,000円) 
- 組込み向けハイパーバイザー対応のリアルタイムOS評価パッケージ
- T-Kernel 2.0対応、OS・ドライバ・ミドルウェア・開発環境付き
T-Kernel 2/x86ライセンス付SDK
価格やご購入については当社営業部までお問い合わせください。
- x86搭載組込み機器の開発に必須のソース・開発環境・製品化ライセンス(プロジェクト単位でフリー)・サポート(1年間)をワンパッケージ化
- FA分野などのリアルタイム処理に特化した「最小構成(タスク版)」を120万円(税込132万円)からと大変お求めやすい価格でご提供
x86用リアルタイムOS関連のプレスリリース
パーソナルメディアのプレスリリースから、x86用リアルタイムOS関連のプレスリリースをご紹介します。
- 2015年 5月29日
- Visual Studioを使ってリアルタイム組込み機器を開発できる「.NET Micro Framework for PMC T-Kernel」をパーソナルメディアが新発売
- 2015年 2月18日
- IoTシステムの短期開発を強力に支援する「PMCセミカスタムIoT」をパーソナルメディアが新発売
- 2014年12月 5日
- リアルタイムOSで動作する画像処理ソリューション「OpenCV for PMC T-Kernel」をパーソナルメディアが新発売
- 2014年12月 5日
- EtherCATマスタースタック「EC-Master」のT-Kernel 2.0対応版の開発で日独企業が協業
- 2013年12月 4日
- パーソナルメディアが機能強化版のGUI統合開発環境「Eclipse for PMC T-Kernel NEXT」を新発売
- 2013年 9月 2日
- ITRONのプログラム資産を有効に活用できる「I-rightエンジン」をパーソナルメディアが新発売
- 2012年10月24日
- パーソナルメディアが大容量メディアの取り扱いを可能にする「exFAT for PMC T-Kernel」を開発
- 2012年 7月 4日
- パーソナルメディアがx86用リアルタイムOS「PMC T-Kernel 2/x86」の製品ラインナップを拡大、無償評価版のご提供を開始
- 2012年 3月14日
- 組込み向けハイパーバイザーに対応した「T-Kernel 2/RTH評価キット」をパーソナルメディアが新発売
- 2011年12月 7日
- T-Kernelのリアルタイム性を維持したままWindowsが動く「RTH with T-Kernel」をリンクスとパーソナルメディアが新発売
- 2011年10月 5日
- FA制御のソフトウェア化とオープン化を実現する 「EFFECT(Extended Factory Function Excellent Control with T-Kernel)」を日独の4企業が共同開発
- 2011年 5月 9日
- EtherCATマスタースタック「AT-EM」のT-Kernel 2.0対応版の開発で日独企業が協業
- 2010年12月 8日
- 進化するTRONの次世代バージョンT-Kernel 2.0にいち早く対応「T-Kernel 2/x86評価キット」をパーソナルメディアが新発売
- 2010年12月 8日
- T-Kernel 2.0のミドルウェアをパーソナルメディアが大幅に拡充、オープンソースの移植をさらに加速するTeam 2.0を提供
- 2009年11月12日
- 組込みシステムのデバッグや学習に役立つ動作解析ツール「T-Kernel用タスクトレーサ」をパーソナルメディアが開発
- 2009年11月12日
- 多種類のRFIDタグに対応した組込み機器向けドライバ「マルチRFIDドライバ for T-Kernel」をパーソナルメディアが開発
- 2009年 4月30日
- ITRONのプログラムをT-Kernel上で実行できる「I-right/TK」(ITRON Wrapper for T-Kernel)を2009年5月末日より発売開始いたします。またESEC2009のパーソナルメディアブース(小間No.東45-7)にてデモンストレーションを行います。
- 2008年10月22日
- インテル® Atom™ プロセッサ対応、組込み機器開発のための「T-Kernel/x86製品開発パッケージ」を新発売
- 2007年11月 9日
- x86用の組込み開発パッケージ「T-Kernel/x86開発キット」を新発売
- 2007年 5月15日
- T-Engine開発環境のEclipse対応版を5月末より提供開始
~ GUI統合環境による開発効率向上で組込み技術者不足の問題を解消 ~ - 2007年 4月 5日
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ブラウザから組込み機器を制御できるT-Kernel用サーバソフトを新発売
~ T-EngineとAjaxの活用でLAN経由の遠隔制御/監視システムを容易に構築 ~ - 2007年 2月 7日
-
T-Engine用USB2.0ホストドライバの開発キットを発売開始
~ USB2.0の高速転送機能の活用によりT-Engineの応用分野が拡大 ~ - 2006年11月15日
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PC/AT互換の組込みボードで動く「PMC T-Kernel/x86」を新発売
~ インテルCPUへの対応によりT-Engineの普及が着実に進展 ~
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