- 【動画(YouTube)】
- 「T-Kernel 2/RTH評価キット」は「Real-Time Hypervisor(RTH)」のユーザー様へ販売します。RTHはReal-Time Systems(RTS)社の製品です。なお本製品にはRTH本体は含まれません。
- Windowsの他にT-KernelとLinuxを連携して動作させることも可能です。Linuxをご希望の場合は、当社営業部までご相談ください。
- 「T-Kernel 2/RTH評価キット」は、「T-Kernel 2/x86評価キット」をRTHに対応した製品です。「PMC T-Kernel 2/x86」を始めとして「T-Kernel 2/x86評価キット」の内容はすべて含まれます。
- 「PMC T-Kernel 2/x86」を使った製品開発には、ソース、開発環境、サポート、製品化ライセンスをワンパッケージ化した「T-Kernel 2/x86ライセンス付SDK」をご用意しています。
「T-Kernel 2/RTH評価キット」は、Real-Time Systems(RTS)社が開発、販売するハイパーバイザー(*1)「Real-Time Hypervisor(RTH)」のユーザー向けに、次世代リアルタイムOS「T-Kernel 2.0」の機能を提供する評価パッケージです。組込み向けに高速リアルタイム制御を行うT-Kernel 2.0と、GUIやクラウドとの通信などを行うWindowsとの連携動作が可能となり、T-KernelとWindowsの双方のOSのメリットを活かした高性能かつ高機能な組込みシステムを1台の制御用PCで構築できます。
本製品には、T-Kernel 2.0、ファイル管理機能やTCP/IPなどのミドルウェア、デバイスドライバ、開発環境など、開発や評価に必要なソフトウェアがすべて含まれているほか、RTHが提供する仮想ネットワークや共有メモリをT-Kernelから利用できるRTH対応機能が追加されています。
「T-Kernel 2/RTH評価キット」により、FAの生産現場における各種の製造装置の制御や、医療用装置、家電製品、自動車関連製品など、大規模な組込み機器の短期開発が可能となります。
- (*1)
- ハイパーバイザーは、複数のOSを並列稼動させる仮想化技術を実現するために、ハードウェアとOSの間に入って動作する、管理用のプログラムです。ハイパーバイザーで採用している仮想化技術はパーティショニング技術と呼ばれるもので、各ハードウェアデバイスは特定のOSに割り当てられ、各OSが独占的にそのデバイスを使用します。その結果、1つのOSや一部のデバイスの動作に問題を生じても、その問題が他のOSに波及せず、他のOSや他のデバイスは安定動作を続けることができます。
「T-Kernel 2/RTH評価キット」のシステム構成例
「T-Kernel 2/RTH評価キット」の特長
- 組込み機器の次世代リアルタイムOS「T-Kernel 2.0」やT-Kernel用のミドルウェア、デバイスドライバ等が、RTH上ですぐに利用できます。
- T-KernelとWindows(*2)の間では、TCP/IPプロトコルによる同一コンピュータ内の仮想ネットワーク機能などを使って、通信や情報の共有が可能です。
- 各OSの特性を活かしたハイブリッドなシステムを構成できます。たとえば、PLCやモーションなどのリアルタイム制御はT-Kernel 2.0で行い、画面系やデータベースアクセスなどはWindows(*2)で行うといった役割分担ができます。
- 「Eclipse for PMC T-Kernel」(*3)が付属しており、GUI統合開発環境Eclipseを使った開発が可能です。
- (*2)
- Windowsの他にT-KernelとLinuxを連携して動作させることも可能です。Linuxをご希望の場合は、当社営業部までご相談ください。
- (*3)
- Eclipseを使ったT-Kernelシステムの開発に関するサポートを受けるためには、「ベーシックサポート」などサポート契約の締結が必要です。
RTH上のWindowsとT-Kernelの動作例
製品仕様
ターゲット側ソフトウェアの動作条件
- T-Kernel対応のRTH上で動作
-
- RTH無しで「PMC T-Kernel 2/x86」を動作させる場合の条件は、「T-Kernel 2/x86評価キット」のページをご覧ください。
ソフトウェア構成
- ターゲット側ソフトウェア
-
T-Kernel PMC T-Kernel 2/x86 T-Kernel Extension PMC T-Kernel Extension (プロセス管理、ファイル管理など) デバイスドライバ システムディスク、USBなど ミドルウェア TCP/IPプロトコルスタック RTH対応 仮想ネットワーク、共有メモリへのアクセス機能
- ホスト(Windows)側開発環境
-
コンパイラ GNU C/C++コンパイラ (T-Kernel対応済み) ライブラリ 標準 Cライブラリ、標準 C++クラスライブラリ、T-Kernel関連ライブラリ、RTH関連ライブラリなど GUI統合開発環境 Cygwin, Eclipse, Eclipse用T-Kernel開発環境プラグインなど その他 超漢字V(Windows 上で動作する、超漢字システムです。各種システムコンフィグレーション設定などで利用します。) - 本製品をインストールできるPCは1台です。複数台のPCにインストールする場合には、台数分の「T-Kernel 2/RTH評価キット」が必要となります。
- ホスト(Windows)側開発環境は、Windows 10/8.1/8/7(32ビット版/64ビット版)、Windows Vista(32ビット版のみ対応、64ビット版は不可) および Windows XP SP3で動作を確認しています。
- RTHを使わない場合のソフトウェア構成は、「T-Kernel 2/x86評価キット」のページをご覧ください。
主な梱包内容
- CD-ROM
- T-Kernel などのソフトウェアおよび各種ドキュメント入り
- 超漢字V
- 各種のシステム設定やマイクロスクリプトのプログラム開発に使用
- その他
- 梱包リスト、ソフトウェア使用条件など
オプション品
- T-Kernel 2/x86ライセンス付SDK
- 「PMC T-Kernel 2/x86」をベースに、組込み機器の開発に必要なOS、ミドルウェア、デバイスドライバのソースおよびオブジェクトコード、開発環境、サポート、製品化ライセンスをワンパッケージ化した製品です。価格や製品の詳細については当社営業部までお問い合わせください。
- .NET Micro Framework for PMC T-Kernel/x86評価ソフトウェア
- 標準価格(税別) 50,000円 (税込 55,000円)
オープンソースの組み込み機器向けファームウェアである「.NET Micro Framework」が、ハードなリアルタイム処理が求められる用途に適した「PMC T-Kernel 2/x86」上で動作します。製品の詳細については当社営業部までお問い合わせください。 - OpenCV for PMC T-Kernel
- オープンソースの画像処理ミドルウェアである「OpenCV (Open Source Computer Vision Library)」を移植した製品です。本製品のご利用により、T-Kernelを搭載した産業用パソコンなどでお客様の用途に応じた画像処理や画像認識を行うことが可能となります。価格や製品の詳細については当社営業部までお問い合わせください。
- Eclipse for PMC T-Kernel NEXT評価キット
- 標準価格(税別) 90,000円 (税込 99,000円)
「ノンストップデバッグ機能」などを強化した新しいGUI統合開発環境「Eclipse for PMC T-Kernel NEXT」を「T-Kernel 2/x86評価キット」上で使用できます。 - T-Kernel用タスクトレーサ
- 標準価格(税別) 20,000円 (税込 22,000円)
組込みシステムのプログラムを動作させたままで、実行タスクの遷移やシステムコール発行のログを記録し、その様子をグラフィカルに表示する動作解析ツールです。 - I-right/TK
- 標準価格(税別) 20,000円 (税込 22,000円)
ITRON用の豊富なプログラム資産と、T-Kernel用のデバイスドライバやミドルウェアとの連携動作を可能にする製品です。 - ベーシックサポート
- 標準価格(税別) 100,000円 (税込 110,000円)
パーソナルメディアのT-Kernel製品に関する、電子メールによるQandA形式の技術サポートです。 - RTHに関わる部分は、当社ではサポートできない場合がありますので、ご了承ください。
ご購入方法
本製品は、当社ウェブショップよりお求めになれます。本製品に関してご不明な点がありましたら、下記までお気軽にお問い合わせください。
パーソナルメディア株式会社 営業部TEL.03-5749-4933 FAX.03-5749-4936
E-mail: te-sales@personal-media.co.jp
http://www.t-engine4u.com/
- Home
- 製品一覧
- T-Kernel(リアルタイムOS)
- T-Kernel 2/RTH評価キット